2010/07/19

外構と造園の違い

外構と造園の違い。
これを横文字に変換して「エクステリアとガーデンの違い」としても良いかもしれません。広義で言えば敷地内の建物以外のスペースは皆「庭(ガーデン)」となります。フロントガーデン(前庭)、メインガーデン(主庭)、サービスヤード(裏庭)、、等々・・他にもいろんな呼び方をしますが、敷地内の部分部分によって用途が変わるためそれに見合った庭作りが必要となります。

フロントガーデン
メインガーデン
サービスヤード

さて本題ですが、我々の業界では「外構工事」と「造園工事」が棲み分けされているケースが少なくありません。これは主に扱う工事の種類に関係してきます。造園屋さん(俗に言う植木屋さん)は和風庭園の技術や植物知識には長けていますが、コンクリート工事や機械を使った土木工事は苦手です。それに対して外構屋さんはブロックやレンガを積んだり土間コンクリートを打ったりするのは得意ですが、植物の知識は持ち合わせていません。
そうなると、必然的に庭を工事する際は、お家を建てる時と同様に複数の職種が必要となるわけです。一般的な外構工事の流れから考えると先ず外構屋さんが土工事やブロック、コンクリート工事を行い、その後植木屋さんによる植栽、仕上げとなります。
比率でいうと8:2くらいで外構職人の出番が多いのが外構工事の特徴ですが、逆に造園工事は大部分を造園屋さんがやってしまいます。植栽が工事のメインになる事と、コンクリートを使った工事を少なくしているためです。

 

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