2010/08/10

グリーンカーテン


グリーンカーテン。ヘチマやゴーヤといったツル性植物の特徴を生かして、夏の日光を遮る。植物との上手な関わり方を自ら積極的に学ぼうとしない限り、いつか人間は植物に見放されてしまう?



地球温暖化が叫ばれる昨今。夏の暑さも一昔前と比べてもきつくなってる気がしますね。
都会ではまずエアコンが無ければ生活できないでしょう。しかしそのエアコンが作動するためにも外部への熱が放射され、排出するフロンガスがオゾン層を破壊し、照りつける太陽熱はコンクリートとアスファルトに蓄積され、夜になっても冷めやらぬという悪循環に陥る一方です。移動する手段となる車の中はエアコンがついて快適ですが、その周りは排気ガスとその熱で益々高温化していきます。

今となっては私達人間の営みそのものが、地球の健康に最も癌であると言わざるをえません。地球の防衛隊に任命された雑草達はそんなエゴの固まりである癌腫瘍に勇ましく対抗すべく、コンクリートを打ち破り、上昇しつづける熱の抑制と酸素の供給を果たすべく頑張ってはみるものの、一筋縄ではいかない腫瘍に手を焼き、ついには「我々植物とあなた方人間はこの先共存していけません」という勧告を花粉アレルギーという形で突きつけて来るにまで至りました。
もともと森に生まれ森に育まれて種を繋いできた我々人間は、いよいよもって地球上の生命を脅かす凶悪犯罪者とレッテルを貼られ、地球から排除勧告が出される程の悲しい存在に成り下がってしまった訳です。

夏の厳しい暑さに疲弊する度、そんな事を考えさせられます。宮崎駿氏の名作「風の谷のナウシカ」が物語(フィクション)ではなく、事実(ドキュメント)になろうとしているのです。

果たしてこのままでいいのでしょうか?

私達に出来ることは何か無いのでしょうか?

植物と共存しながら、私達一人一人が役割を認識し、小さな事から行動していく事こそ、永い歳月をかけて形成されてきた大自然を守り、後世に伝えていくためのただ一つの方法なのではないでしょうか。

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